岩内町
2010-3-19 18:59 投稿者:
nishin
ここ岩内では、江戸時代から明治末期まで、主なる海産物は「にしん」でした。
明治三十五年には、岩内郡の沿岸、雷電から泊・臼別まで「にしん」の定置漁場が一〇二ヶ統ありました。
「にしん漁」の好況は町の繁栄にも深く関わりました。
やがて、大正期に入ると、「にしん漁」は衰退していきます。しかし、優れた加工技術が備わっていたので、それを生かし、「にしん」を移入しての加工となりました。
現在も海外から「にしん」を取り入れ、絶えることなく続けられています。岩内は「ミガキにしん」の生産高は全国で高い位置を占めています。
「にしんルネサンス事業」は、「にしん」で栄えた北海道日本海沿岸の市町村を結び「にしん街道」の旅道中を楽しませてくれます。
松前を始点とし、北の彼方まで観光ルートの一拠点である証として、標柱が設置されました。
各地域が携える「にしん」の歴史と伝統の数々を受け継ぎ、語り伝える千鈞の柱。
「たたずめば よみがえる にしんの銀鱗」
設置月日 平成十七年十月吉日
設置者 第三回にしんルネサンス実行委員会