積丹町
2010-3-19 19:03 投稿者:
nishin
積丹の地名は、アイヌ語の「シャクコタン」から転訛したもので、「シャク」は夏、「コタン」は部落又は集落のことで「夏の場所」という意味である。
宝永三年(一七〇六年)に積丹場所と美国場所の運上屋が設けられると、両場所は次第に漁場として開発されるようになり、その後、明治中期には鰊漁が最盛期を迎え、海が鰊の大群で銀色に染まるほどだったと言われている。
鰊大漁と共に人口も増加し、大正六年には一一七三五人を数えた。
鰊が人々の定住を促し町を形成し、文化、歴史を育んだ。
エーヤーレンソーランソーラン
ソーランソーラン(ハイハイ)
大島コジマは兄弟島よ
なぜにゴメ島はなれ島チョイ
離れ島でも時節が来れば
春はかもめが群れ遊ぶチョイ
大漁手拭いキリリとしめて
一夜千両の網起こしチョイ
かもめどこ行く子供つれて
鰊大漁の美国までチョイ
鰊漁の作業歌でもあった沖揚げ音頭(ソーラン節)の歌詞が、往時の鰊の群来を物語っている。
「にしん」に関係した日本海沿岸の各市町村において「にしんルネサンス事業」を展開することで、往時の繁栄された頃の鰊文化を再び蘇らせ、後世に引継ぐとともに、新たな観光ルートの確立など各地域での活性化に繋げる証として、「にしん街道」の標柱をここに設置する。
設置月日 平成十八年十一月吉日
設置者 どっこい積丹冬の陣実行委員会